ダンサーをしており、股関節を前方に高くあげる振り付け時に痛み、つまり感を10年前から抱えていたということでした。何年か前に整形外科でレントゲン撮った際に股関節臼蓋形成不全と診断を受けていたそうです。股関節を胸につけるように深く曲げるとつまり感痛みがあり、股関節前面の組織に原因があると考えました。
施術は腸腰筋や大腿神経などを手でリリースしたのち、超音波エコーで部位を特定し鍼治療を行いました。足が上がりやすくなり、10年ほど悩んでいた症状が改善されたと喜んでおられました。
この方は、バレエやダンス等をやっており、繰り返しのストレスにより、腸腰筋と周りの神経などの組織が癒着し痛みを発していたものと考えられます。癒着が原因と考えられる場合、ストレッチでは改善せず、鍼治療が有効な場合が多いです。