半年前に車との交通事故で、腰の骨を骨折し、2か月入院、
3か月のコルセット固定。
初診時、歩くのが腰が痛く、起き上がり動作が非常にしずらいとのこと。
前屈が、ほとんど出来ない状態だった。
はりで、骨折した周囲の血行を良くし、周囲の筋肉をゆるめる。
コルセット固定により、骨折した上下の背骨と骨盤の固さがあったので、関節調整。
腰の前屈・回旋運動を促進するようにPNFなどリハビリ(運動)を施す。
一か月治療後、歩行時の痛みは消失し、前屈は手の指先が床まで着くまで回復。
交通事故で、骨折やむち打ちなどをした方は、後遺症に悩まされることが多くあります。
それは、衝撃により背骨や骨盤の関節の遊びが消失し、正常な動きができず、それをかばって、変な動きを繰り返すことが原因です。
この方のように、骨折など外傷があった場合は、鍼で血流を改善し、周囲の筋肉をゆるめると効果のある方が多いです。
また、周囲の関節の遊び(クッションのようなもの)を回復させることも重要です。長期間運動を制限された方は、正常な動きに戻すためのリハビリ(運動)も非常に重要になります。けがの場合は、可能な範囲で少しでも早くリハビリを行うことが、早期回復のポイントになります。
ただ、やみくもに動かす訳には行きませんから、早くリハビリを行える状態にする(動かせる体にする)ことを考えて、施術しております。